解約フローのUI設計
解約を不当に困難にするUI(ダークパターン)は特商法上違法。UIフロー全体が法的チェック対象
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 疑うべき法令 | 特定商取引法 |
| 確認タイミング | UI設計〜デザインレビュー時 |
なにが問題になるか
2022年改正以降、消費者庁は解約を不当に困難にするUIも取り締まりの対象にしています。「解約させない工夫」は特商法上の違法なダークパターンです。具体的には次のようなUIが該当します。
- 解約申請後にアンケートを複数ページにわたって表示する
- 「解約」ボタンだけ背景色と同化させて視認しにくくする
- 「休止プラン」への誘導を繰り返す
こうした設計は「デザイナーやPMの指示通りに作った」という状況であっても、違反が発覚すれば開発チーム全体への影響は避けられません。行政処分の対象はシステムを運営する事業者ですが、実装者は「この画面の法的要件を満たせているか」を確認できる立場にあります。
「解約完了までのUIフロー全体」をデザインレビューの法的チェック対象に含めてください。
確認すべきこと
- 解約ボタンの視認性を確認した(背景色との同化・極端に小さい配置になっていない)
- 解約完了までの誘導ステップの数を確認した(不当に多段になっていない)
- 解約前のアンケートが複数ページにわたって挟まっていない
- 休止プラン等への誘導が繰り返し表示される設計になっていない
- 解約完了までのUIフロー全体をデザインレビューの法的チェック対象に含めた
こんな仕様が出たらアラート
- 解約フローのステップ数が多い・解約ボタンを視認しにくい配色にしている
- 解約の前に休止プランへの誘導やアンケートが何度も挟まる
- 「解約率を下げるためにフローを工夫したい」という要望
あわせて確認
- 購入側の最終確認画面の義務 → 定期購入・サブスクの購入フロー
- 単品購入の表示義務 → 通販・EC購入フローの実装